毒家族の中で育った結果

ファイナンシャルプランナー兼コインランドリー経営のサノです

 

 

僕の家は、幼少期からケンカが絶えない家で育ちました。

 

おじいさんとおばあさんは戦争を生き抜いてきた人たちで、僕のことを大変かわいがってくれましたが、僕の親にはとてつもなく厳しかったです。

 

ちゃぶ台返しは日常的にあり、おじいさんは親をどなりちらしていました。

 

また、大人たちは近所の人の悪口をよく言っていました。どうも、両隣と仲が悪かったようです。

 

母親は僕にただまじめにやっていればいいんだ、とよく言っていました。親父は滅多に風呂に入らない人間でした。

 

そんな状況の中、僕は大変おとなしい子供で、よく近所の子供にいじめられていました。母親のアドバイスに従い、いじめっ子に言い返したら余計にいじめられるという目に会い、母親に不信感を感じていました。

 

母親にはよくノロマだクズだと言われていました。一方、妹は母親にとってみたらかわいかったようです。

 

妹は滅多に叱らなかったです。僕が妹の悪いところを指摘すると、逆に僕がめちゃくちゃ怒られるというような感じでした。

 

それを感じてか、妹は僕に馬鹿にした態度をとるようになっていました。親はそれでも妹を叱るようなことはしませんでした。

 

幼少の家庭環境は子供に大変な影響を与えます。

 

小学校になってからは、僕は周りをよく気にする子供になっていて、人の目がひどく気になるんです。人の目が怖いという感じでした。

 

教師からもそのことでこの子はおかしいというような印象だったと思います。

 

人の前だとしっかりものが言えなくなるので、教師はみんなの前にもかかわらず、アイウエオ、と言ってみろとか僕に言いました。

 

小学生になっても母親は僕のことを馬鹿にしていたようでした。あいかわらずノロマだクズだと言っていました。

 

親への怒りが爆発したのは中学生になってからです。不良みたいな行動をとったりしましたが、人の目が気になる、怖いというのがまだありましたので中途半端でした。

 

爆発したのは勉強に対してです。ゾーン状態に入ることに成功していました。

 

親から馬鹿にされていた見返しに、勉強でかなり上位を取るようになっていました。模試で県で20位に入ったこともあります。全て親から馬鹿にされた、今まで馬鹿にしてきた奴らに対しての腹いせです。

 

僕の成績を見て、親はひっくり返って驚いていました。僕からしてみればザマアミロ、というような感じしか受けませんでした。親のために頑張ったみたいな気持ちは微塵もありませんでした。妹に対してもザマアミロです。妹は今まで甘やかされて育ったのが災いしたのか、成績はものすごい悪かったようでした。

 

断っておきますが、これは自慢話でもなんでもありません、僕の暗黒の時代の幕開けです。

 

成績が良くてあまり目立ちませんでしたが、他の友達と壁があると感じるというか、コミュニケーションがとれないなーとうすうす感じておりました。ただ子供でしたので、下ネタ話でごまかして中学時代はおわりました。

 

問題は高校に入ってからです。コミュニケーションがしっかりとれないというか、吃音が出るようになっていました。原因はいまもわかりませんが、家庭では成績が悪いことで妹は荒れに荒れて、親はオロオロするだけで頼りになりません。父親もです。

 

権力を持っていたおじいさん、おばあさんも高齢で体力がなくなっています。

 

家に帰れば荒れ狂ってワガママ放題でこちらをムシしてくる妹がいます。

 

家庭でのストレスは半端ありません。吃音はこういうストレスから来たのではないかと僕は思っています。

 

吃音はなったことのある人でないと辛さはわからないと思います。人の前で発言するのが地獄なんです。うまく声を出せないから。

 

国語や英語の本読みなど、ほんと地獄でした。ほんとに声がうまくだせないんです。意味がわかりませんでした。当然耳鼻咽喉科に行きましたが異常はありません。

 

15、16、17とそういう状態ですごしました。人のせいにすると怒られそうですが、家庭環境のストレスは半端なく、その影響を受けていたのではないか、と今となっては思います。

 

その後、営業という仕事に打ち込んでコミュ障を克服するわけですが、家庭環境というのは子供にものすごく影響を与えます。

 

いま、小さな子供がいる方は、1日に一回ぎゅっと抱きしめて、大好きだよ、と言ってあげてください。

 

何人かきょうだいがいる人は、年がかなり離れているきょうだいなら別ですが、平等にやると兄弟仲が悪くなる可能性があります。

 

お兄さん、お姉さん早く生まれた方をある程度立てなければだめです。下が上をバカにするような間柄では必ずきょうだい仲は悪くなると思います。

 

暗い話になってしまいましたが、僕が吃音、コミュ障を克服した状況を説明するのにこの話は必要でした。

 

ではまた!